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皆さんの将来の夢は何だろう。
中には動物が好きで動物園や水族館勤務を夢見て
動物園の専門学校に行きたい!という人もいるだろう。
今回はそんな人のために動物の専門学校を卒業した私が
学校のリアルを記そうと思う。
ショックを受けるかもしれないが自己責任で読んでほしい。
私の言っていた専門学校は個人情報の観点から名前は言えないが
動物業界には充分顔が効く
2年制の専門学校で
全国にも同じ系列の学校が転々としていた。
自分で言うのも何だが動物系の専門学校の中では最大手だったと思う。
生徒数は1年生〜2年制全員を合わせると
1000人前後はいる規模だった。
さっきも書いたが私が行っていた専門学校は大手だった。
すると学費もなかなかの額になる。
1年生〜2年生の合計で320万円かかる。
さらにそこに1年生の時にある海外実習研修の費用が
オーストラリアなら30万
ケニアなら50万プラスでかかってくる。
海外実習の参加は選べるが私のクラスで行かなかったのは
56人中4人。
ちなみに私は行かなかったんだが。
実に9割の生徒が海外実習に行ったのだ。
クラスの半分以上は奨学金を借りているのに。。。
さらに海外実習の内容も動物がメインではあるが旅行みたいなもので
費用分の学びがあるとは個人的に思えなかった。
1年の時は週4で座学、週1で実習といった授業内容だった。
座学の内容はその道のプロや元動物園園長だったり高い学費なりの
講師に教えてもらったし、内容も大変興味深かった。
実習も大型動物メインと小型動物メインの2パターンあって
交互に授業を受ける。
(つまり実習は月に大型動物2回、小型動物2回の計4回)
実習もまたその道のプロが教えてくれるので大変興味深かった。
思い返せばこの実習が一番充実していたと思う。
1年生の時の授業日数は2限〜5限が週5回であって
平均すると1日の授業時間は3,5限くらいだと思う。
2年生の時はコロナの影響で授業の半分が
リモート化してしまったが
1週間に1回は1日まるまる使ってゼミで実習があった。
このゼミが8種類くらいあって真面目なゼミは真面目だが
遊んでいる授業は本当に遊んでいた。
私はその遊んでいたゼミに所属していたのだが
他のゼミより予算もあったと思うし
ゼミ生みんな楽しそうだった。
2年生の座学は1年生と打って変わって内容がスカスカだった印象。
就職したら使うからと言われ簡単なスケッチや工作をした。
もし1年生の時に2年生の授業を受けていたら学校を辞めていたかもしれない。
授業日数はコロナの影響で週に3日とかで
平均すると1日3限くらいの長さだった。
就職面では名前を使った就職活動だった。
しかも動物園や水族館が採用するのは客受けが良いのか女性を積極的に
採用していた印象を持った。
しかし学校側の就職サポートは大学より数段手厚く
生徒1人1人の履歴書を見てくれた。
だが就職サポートをする先生が生徒の人数に対して少ないので
サポート内容はぶっちゃけ当てにならない。
受動的ではなく能動的に行動しないと置いて行かれてしまう。
ちなみにコロナの影響での就活だったので当てになるか分からないが
生徒の中で就職できたのは7割で
就職先がアルバイトを抜いたら6割り程度だった。
就職率は学校のホームページでは9割超えと書いていたが
実際の就職率はもっと低いのが現状だ。
はてさて、動物業界に就職した同級生の今後はどうなったかというと
卒業してから4ヶ月たった現在、同級生の3割は仕事を辞めた。
知っているとは思うが動物業界は常に赤字、人手不足、ブラック労働なので
ひどい所は、労働時間が14時間を超えてくる。
なのに給料は手取りで13万円だからいくら動物が好きでも体が
ついて行かないのだろう。
今回は卒業生として色々本音を言ってみた。
動物業界は好きでは続かないとはよく言うが
全くその通りだと思う。
もしこの文章を飼育員志望の子が見ていて夢を
諦めてしまったのならば申し訳ないが、
あんなブラック業界に行かなくて良かったとも思ってしまう。
それでも動物業界に行きたいと思う人には全力で応援したいので
お問い合わせのフォームから送ってもらえたら
私の答えれる事は答えようと思う。
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