家電でお馴染みの「バミューダ」がスマホ業界に殴り込みをかけてきた。
その名も「バミューダフォン」。
しかしそのバミューダフォンがコスパ悪すぎて炎上しているので、今回レビューしてみる。
最初に言っておくが絶対にこのスマホは買ってはダメだ。
バルミューダフォン
目次(クリックしてジャンプ)
そもそもバルミューダとは

そもそもバルミューダはケトル、扇風機、加湿器、掃除機など、俗に言う白物家電を扱う会社だった。
高級感があって機能性も高い事からそこそこな人気があった。

中でも窯焼きしたような食感のトーストが焼けるとして、BALMUDA The Toasterは税込み25,850円という高値でも馬鹿売れした。

デザインも高級感があり
パン以外にもグラタンやクッキーが作れる使用用途の高さから購入者の満足度も非常に高い。
1000件近いレビューで約90%が☆4以上付けている事から
その実力がうかがえる。
私の友人も同じトースターを使っているが
毎朝の朝食が楽しみになったと言っていた。
BALMUDA The Toasterを買うのは全然あり。
白物家電で成功していたバルミューダ。
なぜ激戦区であるスマホ業界、黒物家電に手を出してしまったのか・・・
バルミューダフォンの特徴

ここで簡単にバルミューダフォンのスペックを紹介する。
・OS・・・・・・・・Android11
・CPU・・・・・・・Snapdragon765
・メモリ・・・・・・6GB
・容量・・・・・・・128GB
・バッテリー・・・・2500mh
・アウトカメラ・・・4800万画素
・インカメラ・・・・800万画素
・防水、おサイフ機能搭載
・背面指紋認証
・138g
・公式サイト 104,800円
ソフトバンク版 143,280円
見て分かるようにスペックはミドルクラスなのに価格はハイエンドクラス。
これは売れない(確信)。
バルミューダフォン VS iPhone11

ここでコスパ最強iPhone11と比較する。
バルミューダフォン | iPhone11 | |
ディスプレイ | 4,9インチ 液晶 | 6,1インチ 液晶 |
解像度 リフレッシュレート | 1920 x 1080 60Hz | 1792×828 60Hz |
CPU ベンチマークスコア | Snapdragon765 380,000点 | A13 560,000点 |
メモリ | 6GB | 4GB |
ストレージ | 128GB | 64/128/256GB |
アウトカメラ | 4800万画素 | 広角カメラ 1200万画素 超広角カメラ 1200万画素 |
インカメラ | 800万画素 | 1200万画素 |
バッテリー | 2500mAh | 3110mAh |
ロック解除 | 背面指紋(電源ボタン兼用) | 顔認証 |
おサイフ | ○ | ○ |
防水 | IPX4 | IP68 |
充電端子 | Type−C端子 | Lightning端子 |
サイズ | 69 x 123 x13.7( mm) | 77.8x158x8.1(mm) |
重さ | 138g | 194g |
価格 | 公式サイト 104,800円 ソフトバンク版 143,280円 | アップル公式 61,800円〜 Amazon、楽天(新品) 72,480円〜 |
勝ってる項目に赤線引いてみたけどメモリとアウトカメラと軽さしか勝ってる要素が無い。
画面解像度に至っては誤差の範囲だし、画面が小さいので高解像度はそこまで必要じゃない。
その割にバルミューダフォンの方が3万円も高い。
ソフトバンク版に至っては値段が2倍だ。
これは流石に消費者舐めすぎ。
バミューダフォン VS iPhone8

あまりにもバルミューダフォンのスペックが低いから
ネタかも知れないが4年前に発売されたiPhone8とスペックを比較する。
この時、誰が4年前のiPhone8と良い勝負すると予想出来ただろうか・・
バルミューダフォン | iPhone8 | |
ディスプレイ | 4,9インチ 液晶 | 4,7インチ 液晶 |
解像度 リフレッシュレート | 1920 x 1080 60Hz | 1334×750 60Hz |
CPU ベンチマークスコア | Snapdragon765 380,000点 | A11 約300,000点 |
メモリ | 6GB | 2GB |
ストレージ | 128GB | 64/256GB |
アウトカメラ | 4800万画素 | 1200万画素 |
インカメラ | 800万画素 | 700万画素 |
バッテリー | 2500mAh | 1821mAh |
ロック解除 | 背面指紋(電源ボタン兼用) | 指紋認証(ホームボタン兼用) |
おサイフ | ○ | ○ |
防水 | IPX4 | IP67 |
充電端子 | Type−C端子 | Lightning端子 |
サイズ | 69 x 123 x13.7( mm) | 67,3×138,4×7,3(mm) |
重さ | 138g | 148g |
価格 | 公式サイト 104,800円 ソフトバンク版 143,280円 | Amazon、楽天 22,000円(中古) |
例によって勝ってる方に赤線引いてみたけど流石にバルミューダフォンの方が勝ってる項目数は多い。
でもよく見るとスペックは割と僅差だし、カメラ性能と処理性能が気にならないのであればiPhone8を勝ったほうが良い。
ちなみにiPhone8でもライトユーザーならカメラも処理性能もストレス無く使いこなせる。
4年前の最新スマホ、iPhone8大健闘。
しかも極めつけはその値段よ。
スペックは負けてこそいるが値段が8万円も安い。という事実が全てを打ち消してくれる。
中古でも構わない、ライトユーザーの人はiPhone8を買おう。
iPhone11、iPhone8で迷っている人は選ぶポイントを解説しているので下の記事を参考にして欲しい。
バルミューダフォン VS Oppo Reno5 A

スペックはiPhone8でも良いけど中古は嫌だ!!
という人のためにバルミューダフォンと同じCPUを積んでいる
今年の6月に発売されたOppo Reno5 Aと比較する。
バルミューダフォン | Oppo Reno5 A | |
ディスプレイ | 4,9インチ 液晶 | 6,5インチ 液晶 |
解像度 リフレッシュレート | 1920 x 1080 60Hz | 2400 x 1080 90Hz |
CPU ベンチマークスコア | Snapdragon765 380,000点 | Snapdragon765G 380,000点 |
メモリ | 6GB | 6GB |
ストレージ | 128GB | 128GB |
アウトカメラ | 4800万画素 | メイン 6400万画素 超広角 800万画素 マクロ 200万画素 モノクロ 200万画素 |
インカメラ | 800万画素 | 1,600万画素 |
バッテリー | 2500mAh | 4000mAh |
ロック解除 | 背面指紋(電源ボタン兼用) | 背面指紋・顔認証 |
おサイフ | ○ | ○ |
防水 | IPX4 | IP68 |
充電端子 | Type−C端子 | Type−C端子 |
サイズ | 69 x 123 x13.7( mm) | 74.6×162×8.2(mm) |
重さ | 138g | 182g |
価格 | 公式サイト 104,800円 ソフトバンク版 143,280円 | Amazon、楽天 28,300円(税込み) |
勝っている項目に赤線を引いてみたが軽さ以外ボロ負け。
防水性能もカメラもOppo Reno5 Aの圧勝なのに値段は三分の一。
マジでバルミューダフォンを買う理由が見当たらない。
ここがダメだよ、バルミューダフォン

ここからはバルミューダフォンをディスる内容なのでバルミューダが大好きな人はブラウザバックして欲しい。
予約開始時刻に大遅刻

スマホ性能じゃなくて恐縮なんだけど、そもそもバルミューダフォンは予約時間の10時になっても予約サイトが現れなかった。
5分くらいの遅刻ならまだ許せるけど、20分を過ぎても予約出来なかった。
小さいことかも知れないが信用に関わってくる要素だろう。
デザインが5年前でダサい


見て分かるように太いベゼルの古臭いデザインが特徴的。5年前のデザインである。
その太いベゼルがあるならそこに前面カメラを収める努力はして欲しかった。
刺さる人には刺さるデザインなのか・・・?
個人的には支配欲は満たされないデザインだった。
また、3年、5年使っていくとボディの材質が擦り切れて、味が出てくると公言してるが
スマホの買い替え年数の平均が3年の今、その機能が必要なのかは疑問である。
4,8インチにしたかったけど出来なくて4,9インチに

バルミューダ曰く、4,8インチが理想的な大きさだったけど、バッテリーの大きさや技術的な面から実現できずに4,9インチになってしまったらしい。
値段が10万円もするならそこはもう少し努力して欲しかった。
けどそういうメタ情報を正直に話すのは好印象。
要らないジェスチャー機能

バルミューダは「ホーム画面からアプリを開かずにジェスチャー機能だけで様々機能を呼び出す」事をコンセプトにしている。
例えば、ホーム画面で斜めにスワイプすると、登録している人に電話がかかったり、
ホーム画面を横にスライドさせると頻繁に使うアプリ(メモ、時計、電卓)などを呼び出せる。
コレに関しては単純にアプリ開いて使えば良くね?と個人的に思ったし、多分みんなも思っている。
値段が高すぎ

結局これ、値段が本当に高すぎる。
半額の5万円でも買うの迷うのにその2倍の10万円が定価だと言うから驚き。
30日間の返金保証はついてはいるけど10万円払う勇気は出ない。
何故ここまで強気の値段で発売したのか謎。
今後の活躍に期待
ここまで散々ボロクソに書いてきたけどバルミューダメーカーの最初のスマホだったからこれからの改善に期待したい。
それにiPhoneやXiaomi、Galaxyなど海外のスマホメーカーがはびこるスマホ業界に久しぶりに日本メーカーが来たので活躍して欲しい。
SONY、富士通、SHARPに次ぐ日本スマホメーカーバルミューダはなれるのか。
けど今回の処女作、バルミューダフォンはコスパ最悪なので買うことはオススメしない。
ライトユーザーなら中古のiPhone8を、中古が嫌なら新品のOPPO Reno5 Aを
ヘビーユーザーならiPhone11を買おう。
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